こんにちは。
CPRトレーナーの青木です。
本日は前回の続きでエネルギー供給機構が
どのようにダイエットと関わってくるのかを書きたいと思います。
では実際にどのように関わっているのか...
まず知っておきたいのは、エネルギー供給機構のうち強い力を発揮するのは
ATP-PCr系→解糖系→有酸素系の順番です。
ATP-PCr系は全力運動で7~8秒で使い切ってしまい
強度が高い運動では早々に解糖系に移行していきます。
強度が高い運動では解糖系がメインで働き、
強度が低い運動では有酸素性機構がメイン働くことになります。
解糖系のエネルギー機構を使うためには糖質(グリコーゲン)を利用しますので
高強度な運動ではエネルギー源が脂肪よりも糖質がメインとなります。
それに比べて有酸素性機構では糖質も使われますが脂肪がメインのエネルギー源となるため
低強度の運動では脂肪が多く消費されていきます。
すなわち、ある程度強度はほしいですが解糖系に移行しないギリギリの強度で
運動を行えば、有酸素性機構を使って効率的に脂肪を燃やすことができるのです。
では有酸素性機構から解糖系のエネルギー供給機構に移行してしまう強度とは
どのぐらいなのでしょうか??
強度とは心拍数に起因することがあります。
強度が高い運動では酸素を体内により多く取り込みたいので心拍数が高くなります。
心拍数を上げすぎてしまうと解糖系に移行してしまうということです。
どのぐらいの心拍数がエネルギー供給機構の切り替わるポイントかというと
個人差はありますが大体1分間に130拍前後ぐらいです。
もっとわかりやすく言うと少しつらくて息はハアハアするけど会話ができる程度です。
そしてこの切り替わる値はトレーニングによって変化します!
トレーニングしていくと強度を上げても解糖系に移行しづらくなるので、
より脂肪を燃やしやすくなります。
皆さんも今日から心拍数を意識して効率よく脂肪を燃やしていきましょう!!
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